珪藻という植物性プランクトンが海の中で死滅したのち沈殿し形成され、それらの化石によりなる堆積物。
身近なものでは珪藻土バスマットがあげられます。他にも火に強い特性を活かして七輪やコンロ、耐火断熱レンガ等に使われています。
メリット
調湿に優れている
珪藻土の最大の特徴である調湿。珪藻土には目に見えない小さな穴が無数にあいています。この無数の穴により湿気を吸収したり、放出したりします。そして人が快適に過ごせる湿度約45%~65%を保ってくれます。
近年身近なものでは、吸水効果を活かした珪藻土バスマットやコースーター等があります。
耐火性に優れている
融点が約1,250度とも言われています。身近なものでは七輪コンロや耐火断熱レンガ等に使われています。万が一火災が起きても外の壁材に比べたら燃え広がりにくいことが想定できます。
消臭効果
湿気と共にペット・たばこ・生活臭などの不快な臭いを一緒に吸収してくれる作用があります。こちらの特長から、洗濯物も素早い吸水力によりカラッと乾き、生乾きの嫌な臭いを感じることなく快適に過ごせることに期待ができます。
色を選べる
漆喰は主に白色になっていしまいますが、珪藻土は色のラインナップが豊富です。
自然素材
漆喰と同様珪藻土も自然素材になります。しかし、漆喰とは違って珪藻土は単体で固まることができないので、必ず凝固剤が必要になります。その凝固剤にも自然素材のものと化学物質のものがあるのでそれによっては100%自然素材にならない場合もあります。
デメリット
ひび割れの可能性
こちらも漆喰と同様地震などによりクラック(亀裂)がはいったり、下地材によっては伸縮によるヒビも考えられます。
染みに注意
吸水性があるがゆえに、コーヒーや醬油など色の濃いものだとそのまま染みになる可能性もあります。
つなぎ材によってはメリットが半減
つなぎ剤が必要な珪藻土はその混ぜるものによっては、珪藻土の特徴である表面の無数の穴を塞いでしまい調湿や消臭効果が半減される場合があります。